まちの薬局つれづれ日記 岡村薬局(大阪府)vol.7

日常の中で感じるあんなこと、こんなこと。class A 薬局の仲間で、岡村薬局(大阪府)薬剤師の岡村俊子さんがお届けします。


『親愛なる仲間たちへ』

私が担当する「つれづれ日記」は今回で卒業です。

最初にクラスAネットワーク事務局より原稿のご依頼をいただいてから、橋本会長、阿久津社長、前任の五十嵐社長をはじめ、事務局の皆さま、そして全国にいる class A の仲間たちの顔を思い浮かべて、毎回楽しく書かせていただきました。読んでくださった皆さま、原稿に載せられて巻き込まれた方々、ありがとうございました。

なぜ原稿を引き受けたのか? 自分が適任なのか、可能なのかと考える前に、直感的に「面白そう」と思ったからです。振り返ってみると「薬局へ行こう!ウィーク」に参加したときも、もっちり麦の試食会等の薬局イベントを実施したときも、2019年の横浜でのコンベンションで発表したときも「面白そう」から参加しました。

やってみないとわからない、目標が決まれば手段を考え、違うな……と思ったときは再検討する。カッコよく言うとトライアル・アンド・エラ-、もしくは試行錯誤、でも飽きっぽいと言われることもある。

私は専業主婦から薬局のパート薬剤師として働き始めたときから、面白そう! と思ったことに関わってきたと思います。

・複数の医療機関からの処方に対応すること。

・資生堂化粧品のセミナーに行けば、商品の陳列やお客さまへのアプローチ方法を教わることができたし、薬局経営者と化粧品専門店経営者の感覚の違いに触れることができた。

・患者さんが待合室に滞在している間に、置いてあれば楽しいと思う商品の種類を増やした。

・在宅医療に参加して、医師以外の訪問看護師、ケアマネジャー、ヘルパー等他職種の業務を知ることができた。

・スマホやLINEからの処方箋受付、オンライン服薬指導は採算は取れないかもしれないが取り組んだおかげで、今はコロナ禍において役立っている。

私の「面白そう」に付き合わされる薬局スタッフは大変だと思うけれど、きっと一緒に楽しんでくれている……と思っている(笑)

最後に、親愛なる全国の class A の仲間たちへ。これからも一緒に頑張りましょう! そして、また、いつか、どこかで、お会いしましょう!


text by 岡村俊子(おかむら・としこ)

京都薬科大学卒業後、ロート製薬勤務を経て専業主婦に。その後、三人娘の子育てをしながら亡夫の実家である岡村薬局のパート薬剤師になる。平成22年より開設者・管理薬剤師。現在はまっている趣味は海釣り。令和4年6月より吹田市薬剤師会会長。