夏の食卓に欠かせない日本のハーブ -紫蘇(しそ)-

料理の味を引き立てる薬味。日本では夏の料理に薬味は欠かせません。

特に青しそ(大葉)は、夏に大活躍する日本のハーブです。

しそは漢字で「紫蘇」と書きます。中国の故事で、食中毒で死にかけた人を蘇らせたことからこの名がついたという説もあります。

しその香りの主成分であるペリラアルデヒドは、実際に防腐や殺菌作用があります。あの爽やかな香りは、食欲をそそるだけでなく、殺菌して食中毒を防ぐ働きもあるのですね。

シソ科の西洋のハーブには、ラベンダーやローズマリー、ミントなどがあります。どれも殺菌作用が高いのが特徴です。

そういえば、お刺身のつまについてくる穂じそは青しその花穂の部分ですが、同じシソ科のラベンダーの花穂にも似ています。