夏の夜の楽しみといえば、家庭で行う花火。とりわけ線香花火は日本の夏の風物詩ともいえる風情を感じます。
バチバチっと勢いよく火花を散らし、最後はチリチリと細い菊の花びらのような火で終わる線香花火は、最後まで魅入ってしまう美しさです。
また、線香花火のあの火薬の香りを嗅ぐと、子供のころの夏休みの夜を思い出すという人も多いのではないでしょうか。
香りを嗅ぐと記憶がよみがえるのは、五感の中で唯一脳に直接伝わるのが「嗅覚」だからであり、記憶をつかさどる「海馬」にほぼ直接信号を送ることができるから。
反対にいえば、香りが思い出を作るのかもしれません。
線香花火の香りを、この夏の思い出にしてみませんか。
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