白露(はくろ) 秋の空に高く響く鶺鴒の声

9月7日は白露(はくろ)です。草木に露が降りるようになるこの時期を、昔の人は夏から秋へ変わる目安としたそうです。

9月12日〜16日は七十二候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」にあたります。鶺鴒は「チチィー、チチィー」と高い声で鳴く尾の長い小鳥です。尾を上下に振りながら歩く姿は別名「石たたき」と呼ばれることも。

その尾を振る様子からイザナギとイザナミに男女の交わりを教えたと日本の神話にあることから「恋教え鳥」とも呼ばれます。

朝夕の風が少しだけ涼しく感じるこの頃、鶺鴒の声に耳を澄ませながら散歩するのはいかがですか?