清明(せいめい) 春眠暁を覚えず

今日4月4日は二十四節気の清明(せいめい)です。季節は春を迎え、万物がまさに清らかで生命の輝きに満ちあふれています。

「春眠暁を覚えず」という有名な漢詩の一節があります。寒さも暑さもなく、過ごしやすい春の夜は眠り心地もよく、ついつい夜が明けたのにも気づかずに眠っていることがあります。

一説によると、布団の中で人が気持ち良いと感じる気温は最低気温が6度から最高気温が15度くらいと言われています。

この漢詩が詠まれた唐の時代から、現代の私たちまで通じる「春眠」は、時代を超えて春の陽気はやはり心地よいものだということがわかります。